「満腹感」と「空腹感」のメカニズム

「満腹感」と「空腹感」のメカニズム
「満腹感」と「空腹感」のメカニズムとは
食事をするとおなかがいっぱいになり、食後時間がたつとおなかがいっぱいになる。
これが食欲の正常なリズム。
では、食欲はどこでコントロールされているのかというと・・・
食欲のリズムは脳の視床下部というところでコントロールされています。
食事をして食べ物が体内に入ると「血糖値」が上昇します。
すると、「血糖値が上昇した」という刺激が視床下部の満腹中枢に送られ、「満腹だから食べるのをやめなさい」と体に指令が出されます。
反対に空腹になる時は、摂食中枢が働きます。
体内のエネルギーが不足すると血糖値が下がります。
すると体はエネルギーを補充するため、蓄えている脂肪から「遊離脂肪酸」を作ります。
「遊離脂肪酸がつくられた」という刺激が摂食中枢に伝わると、脳は「空腹だから食べなさい」と体に指令を出し、食欲がわくのです。
このように摂食中枢と満腹中枢が正常に働いているうちは、体が必要な分だけ食欲を感じるしくみになっているのです。